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飛行中に禁止されていること

飛行機に乗ってから降りるまで、飛行機の安全運航を確保するために様々な禁止行為があります。他のお客さんの迷惑のみならず、ご自身の安全な飛行機旅行のためにも、これらはしっかり守りたいものですね。

機内での禁止行為
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航空法では飛行機の安全な運航を妨害する行為を、「安全阻害行為等」として、主に次のような行為を法律で禁止しています。
  • 安全運航を阻害する行為
  • 他人に危害を及ぼす行為
  • 機内にある財産に危害を及ぼす行為
  • 秩序を乱す行為
  • 規律に違反する行為


( 注意 )
これらの禁止行為うち、特に下記の行為に対して機長は「禁止命令」を出すことができます。この機長の禁止命令に従わないとき、もしくは禁止命令に従わず繰り返し行う場合には50万円以下の罰金が科せられることがあります。



罰金の対象となる飛行機の安全阻害行為とは

  1. 飛行機の化粧室内で喫煙すること
    • 飛行機内は全面禁煙です。特にトイレで喫煙すると即座に火災警報装置が作動し、緊急着陸することにつながります。タバコを吸った人は着陸後、警察に拘束される可能性がありますので、絶対にやめましょう!。
  2. 決められた時期以外で携帯電話などの電子機器を使用すること
    • 「機内で使用できない電子機器」の項で詳しく説明しているとおり、飛行機の中では使ってよい電子機器に細かな制限があります。安全運航を確保するためですので、しっかり守りましょう。
  3. 客室乗務員の業務行為を妨げること
    • 客室乗務員はお客さんのお世話だけでなく、飛行機内の保安要員としての業務を行っています。客室乗務員の業務を妨害することは、安全運航に支障が出てしまいます。
  4. 客室乗務員の指示に従わず、着席中にシートベルトをしないこと
    • 飛行中、シートベルトはご自身の安全を守るためにとても重要です。パイロットや客室乗務員の指示通り、しっかり装着しましょう。
  5. 離陸時や着陸時にシートのリクライニングやテーブル、フットレストの位置を元に戻さないこと
    • これらを所定の位置に戻さないと、万が一の緊急脱出時にぶつかったり引っかかったりして、スムーズな脱出の妨げとなります。緊急時は一刻を争うことになるので、安全のために必ず戻しましょう。
  6. 手荷物を通路など、決まられた場所以外に放置すること
    • 手荷物を正しく収納しないと、飛行中、ご自身や周囲の方の安全に影響します。緊急脱出の際、スムーズな脱出の妨げになったり、飛行機が揺れたときに飛散して危険ですので、きちんと収納しましょう。
  7. 飛行機に装備されている救命胴衣などの非常用装置・器具をみだり使用すること
    • 緊急時に使用できなくなる恐れがありますので、興味本位で触るのは絶対にやめましょう。
  8. 乗降口や非常口のドアをみだりに操作すること
    • 飛行機のドアを開けると、非常用脱出シュートが自動的に展開してしまいます。その場合、飛行不可能になってしまいますので、絶対にやめましょう。
  <参考資料>
  *国土交通省: 広報ポスター(PDFファイル)
  *定期航空協会ホームページ: お知らせ




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